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THE ICE 2012感想(第二部・前半)

THE ICE 2012第二部の幕開けはダンス・バトルでした!

最初に司会進行役のジェフリー・バトルと舞ちゃんが出て来て、チャンピオンへの賞品Mac Bookの最新型をこれみをがしに見せびらかすバトル。
現役時代から大好きなスケーターだったので、彼が一ゲストとしてだけではなく振付や演出まで、このショーに関わっているのを見れるのが嬉しいです。
それにしても・・・キラキラタンクに短パンお衣装・・・。カナダの国旗を振りながら登場してきて
(あの王子様キャラはぁぁ~???)
と苦笑せずにはいられませんでした。やっぱカナダ人、こちらの方が地なのかなあ003.gif

千秋楽の対戦カードは、初回から勝ち続けたメリル・デイヴィス選手と敗者復活代表の高橋成美選手。
スケートファンにとってなるみちゃんは、今年の世界選手権でメダリストになる前に、去年のこのダンス・バトル優勝でブレイクしたと言っていいんじゃないかと。ププ037.gif
私は動画でしか見てないのですが、去年の彼女の制御不可能な?パワフルさに、こういう日本人選手も出てきたんだ~っと笑わせてもらいました003.gif
対するメリルはいつもエレガントにまとめている長い髪をラフに下ろして、セクシーな雰囲気。
なんといってもアイスダンサーがダンスで負けられないでしょう!

スタートすると二人が代わる代わるスポットライトを浴びながら踊りまくり、観客は笑いまくり?
あー!もう笑い過ぎてアゴが痛くなっちゃった~。
とにかく気合で押しまくるパワーダンスのなるみちゃんに対して、ダンサーとしての美ポジを堅持しつつもはじけまくりのメリル。ス、スライディングまで・・・041.gif

観客の拍手による裁定は?!
メリルの勝ち~
はしゃぎながらリンクを走り回るメリル・・カワイ過ぎまーっす053.gif
退場していく時にDJさんが

「メリルってああいうヒトだったんですね・・・」

とつぶやき観客は大ウケでした。


さて後半のスケーター達の演技が披露されます。


ジェレミー・アボット選手

美しい動きと繊細な表現力、そして<ツルスケ>と言われる滑らかなスケーティングで評価の高いジェレミー。
今回のゲストスケーターはスケーティング巧者が多く、彼にバトル、メリル&チャーリー、シブタニ兄妹などは初めて生で見れるという事で、特にガン見してしまいました。
それにしても・・スタイルが半端なくて・・・八頭身ってこういうモノ?って感じ。
一歩でグワーンと伸びるスケートと乱れる事のない美しい姿勢。手足が長すぎます~。
どんな曲がかかってたか、全然思い出せないんですけど。っていうか音楽がなくてもその動きだけで十分芸術的でした。
スケーティングの上手さといえば、現チャンピオンのP・チャン選手も去年生で見られたのですけど、チャン選手とは違う上品さ(笑)というか・・・。
チャン選手は氷を我が物にコントロールしてるって感じで、ジェレミーは優しく撫でてるっていうか奏でてる感じがしました。
私はクワドを含めてジャンプが全て成功したら、彼こそチャン選手を倒せる可能性が高いのではと思うんですよね。
今年こそは世界選手権で表彰台に上がって欲しいなと願ってます。


高橋成美&マーヴィン・トラン選手

今年も彼らのEXは元気なナンバー。去年MOIで見た時はちょっと調子がよくなかったみたいで、ふたりのタイミングにズレを感じて心配だったのですが、世界選手権ではピタッとタイミングがあっていてすごく驚きました。
今回もまだ滑りこんではいない新しいプロであっても、ちゃんと息の会った演技を見せた所が、やはりメダリストになった自信と成長なのかな?っと思いました。
スロージャンプはフリップか、タメが長かったのでもしやルッツかも?決めてうれしそうでした。
なるみちゃんはとにかくゴムマリみたいに全力投球ですねー。でもちゃんと試合の時は暴走しないように自重してエレガントに振舞ってる。
きっとマーヴィンが大きくドンと構えていてサポートしてくれるのでしょう。
今期は去年のシブタニ兄妹みたくプレッシャーの大きいシーズンになると思いますが、あっけらかんと乗り越えて欲しいです。


アリョーナ・レオノワ選手

黒いシースルーのお衣装でタンゴ。彼女が昨季モロゾフコーチについてから、演技スタイルが大きく変わった事がネタになったけど、この日見たレオノワ選手はこういう路線をもう自分のモノにしたような気がしました。
私は安藤選手を生で見た事がないので断言は出来ないけど、そんな似てるって感じはしませんでしたよ。
テレビとは又見え方が違うのかもしれないけど、レオノワ選手は思ったより小柄で体型の印象が全然違ったからかな?
むしろ未来ちゃんの方が体型的に安藤選手に似てたかもです。動きは全然違うけど。
彼女はあまりスピード感は感じられなかったけど、こういう雰囲気のダンスとしての表現は上手だなーっと思いました。とくにタンゴらしい手の振りが素敵でした。
往年のロシアの女子シングルの選手はクラシカル路線が多かったので、(スルツカヤとブティルスカヤはたまに変化がありましたが)アデリナちゃんもですが、ロシアの女子は随分ダンサンブルになったんだなーと感じます。
ソチまで彼女がどういう路線をたどるのか楽しみですが、モロゾフってあまりサラッとエレガントなプログラムって作らないですよね。元気でもセクシーでもないもうひとつ別の魅力が更に加わったら、レオノワ選手の表現の幅が広がる気がします。演者的な彼女なら出来そうな気がしますしね。

で、彼女の演技が終わった途端、東側のお立ち台からライトに照らされた羽生選手がメタルチックなジャンバー?のフードを頭から被って、どやどやどやと登場。ロッキーか?!(笑)
なんかプッってカンジ。レオノワと並んで踊るとやはりまだ子供っぽいゆづです。
最後にレオノワ姐さんからほっぺにキス!精一杯背伸びしてた彼が途端にカチーンと高校生の男の子に戻ってしまったのが、遠目でもわかりました037.gifなんか急にピョコピョコしてたようなww
こういう不思議な二面性が羽生選手にはありますねー。ニコ動で彼が野獣系妖精(新種)と評されてたのが的を得ててツボです。

第二部が長ーくなってしまったので、前・後編に分けまーす042.gif
by kfcct29mvq | 2012-08-04 19:11 | スケート